ロサンゼルスで不妊治療・卵子提供エージェンシーの体験記                        
                                              自分自身も不妊で悩み、代理出産という道を選択、女児を授かりました。    
朝の6時の便で夫はこちらに向かっており、到着するまでの間
私のすることと言えば、代理母の背中をさするくらいしかない。




看護婦さんは行ったり来たりしているが
ドクターは全く出てこない。
本当にいるんだろうか。
ま、まだまだ余裕だってことですかね。




代理母は「絶対に麻酔を打ってくださいね」
としきりに看護婦さんにお願いしている。
以前麻酔医が不在で
無麻酔で産んだことがありとても
つらかったからだ。




空港から電話があり、今夫は到着しこちらに向かっているという。
30分くらいで着くというので
看護婦さんにもそれを伝えた。
「この感じだと間に合うわよ」




10時すぎにようやく夫も到着した。
起きがけのまま来たって感じで
髪はぼさぼさー。



看護婦さんが、
「赤ちゃんが出てきたら誰がへその緒切りますか?」
「どうやって切るのかわかんないけど、俺がやってもいいよ」
と、夫。



「それから赤ちゃんが出てきたら誰に一番最初に渡したらいいかな?
お母さんのあなたね?」



あ、そうか。私は今日から、子供の生まれた瞬間から「Mother」なのだ。



夫は代理母の頭の方に立ち、そして
私は代理母の真横に立ち
彼女の手を握っている。


苦しそうな顔。
うんうんうなっている。
かわいそう。
ごめんね、私のために。
少しでも苦しみを吸い取ってあげたい。



看護婦さんが
子供が十分下の方に降りてきていて
もう黒い髪の毛もそこに見えているよと
教えてくれた。



髪の毛が見えてから徐々に子供は出てきて
やっとドクターも登場。



肩の部分でずいぶん長い時間止まっているように見えた。



代理母の顔は今まで見た事のない顔になっていた。
どうって・・・
これ以上ない苦しい顔。
うーん、うーんといきんでいる。



肩が出るのが大変そうに見えたが
そうこうしているうちに窮屈そうに出てきた。



なんかどす黒くて血まみれの赤ちゃん。
まるでチキンを扱うかのようにドクターが取り上げた。




小さい声でオギャーと泣いた。
おめでとうと看護婦さんがささやいてくれた。
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代理母の住む場所は冬は雪も降ります。
おまけに坂道が多いので
今心配の種といえば
破水して病院へ向かうときに
車の事故など起こしたらどうしよう・・・ということです。




この前も大雪が降り、車で家に帰れない人が途中で
車を置き去りにして、歩いて家に帰るなどという
話を聞いたばかりでして。




ちょっとこのあたりでは考えられないような
光景ですね。



病院までは車で20分くらのところですが
とにかくその大切な日に大雪が降りませんようにと
祈るばかりです。



さてさて、出産予定日より早く生まれるとの
占い師の言葉もありましたので
予定日の2日前には
私は到着予定で
主人は破水があったらすぐに飛行機に乗ってくるという
段取りになりました。




空港へは代理母自らが出迎えてくれ、元気元気。
昨日まで会社にも出勤していました~。



「何が大変って。。。この子はほーんと重いよ」
前に見たときより、はるかに大きなお腹です。
彼女の二人の子供のときより
ずっと重んですって。



到着日、翌日は何事もなく平穏に暮らしましたが
翌日深夜、代理母の夫が
「破水したってよ、これから病院へ行くから
着替えて!」
と慌ててやってきました。



「なんか昨日の夜はお腹が少し痛くなってきたから
もうすぐかなと思ってたらやっぱりそうだったよ」
代理母



夜中の2時でした。
代理母の2人の子供はおばあちゃんに預け
代理母、その夫、私の3人で
病院へ車で向かいました。



車の中から主人に電話で
「破水したから、すぐ飛行機とってきて」と
連絡しました。
「今からだったら朝一の飛行機だと思うから
また空港から連絡する」



もう出産も3人目のせいか、代理母の主人は
なんだか焦ってもいない様子。
妙に落ち着いています。
パニックになるより、ま、私は安心なんですが。



真夜中で真っ暗でしたが、寒いだけで
雪も降っていなくてスムーズに病院につきました。
神様有難うございます。



すぐに個室に通してもらえて、
一安心です。







子供の予定日の1ヶ月半前になりまして~
今日は出産が行われる病院の
ツアーがあるため、代理母の家にきています。



どのような部屋で出産をするのか
授乳の(レッスンの?)部屋
を見せてもらったり



出産の準備としての心得!が色々とあり
どんなときにドクターに電話するのか、
出産時にもって来るものリスト
カーシート(車に乗せるベビー用のシート)は
ないと帰れませんよとか
当日、車はどこに駐車していいかなど
注意事項の説明がありました。



代理母が退院の日には、ベビーにはかわいいお洋服をもってきてね!
といっていましたが



忘れると、病院からのてろてろの肌着のようなもので帰ることになるそうです。



いよいよという感じ。
実感がだんだんわいてきました。
主人も一緒にここに来て見て欲しかったです。
怖かったCVS検査も異常なしということで
まずは第一関門突破。



のちの羊水検査については代理母が痛くて死ぬかと思ったというので
ただただ申し訳ない。。。
こちらも異常がなかったので本当によかった。



これ以外は代理母は元気に仕事にも通っております。



妊娠20週には元気に動くわが子の動画をクリニックで
とってもらって送ってもらい



もうそれは感動でした!



と同時に
私には何も感じられないのがとてもさびしくてせつなくて。



私ちゃんと母になれるかな。
妊娠したと大喜びの代理母
でも、複数個着床したらと考えると
その検査まではどきどきの毎日だった。




母体が自分だったら、それは覚悟して望むわけだが
やはり他人の体となると
双子でもハイリスクで心配になる。




ウルトラサウンドの日。
「もーー!ほっとした!!一人だったよ。
ドクターも一人でよかったよかったって、言ってたよ」
と電話があった。




「合併症も心配だけど、
双子だと早期入院とかあるだろうし
未熟児だったりしたら本当に大変」




心配ごとがひとつ減って、まずはほっと胸をなでおろす。




代理母はホルモンの注射をおしりにしていくので
その部分が固くなっていって、
とても大変だそう。
カチカチの石みたいなところに
注射を打つ感じたと。




身代わりになってくれて本当に有難うございます。


プロフィール

Miracle Baby

Author:Miracle Baby
サイトをご覧になってください。http://miraclebaby.us

アメリカ在住25年 ロサンゼルスで卵子提供、代理出産、精子提供などのサポートをしています。自分自身も不妊で悩み、代理出産という道を選択、女児を授かりました。「こんな私でもこんな難しいことが出来た」のです。

私の不妊治療ー代理出産体験談と、今の仕事を始めたきっかけをお話しています。 2月1日、8日と2週に分けお話しています。 ネット放送で聞くことが出来ます。



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