ロサンゼルスで不妊治療・卵子提供エージェンシーの体験記                        
                                              自分自身も不妊で悩み、代理出産という道を選択、女児を授かりました。    
卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*


一番最初にわたしが卵子を提供したご夫婦から二度目の依頼の話が舞い込んだ。
「やります。」とエージェントのSさんに返事をしたものの、その後不安もあった。




    一度目の無念な結果。


    会社を遅刻して、朝早くクリニックにいくためのスケジュール調整。


    治療中に打つホルモン剤による体の変化。


    卵子提供のことを誰にも打ち明けられないという、心の中に秘め事をもつ苦しみ。





そのどれもがストレスとなり、色んな気持ちが交差してゆく。







自分の中に 「このカップルを助けたい」という気持ちと、
報酬をいただいて、「このカップルから助けてもらっている。」というお互いへの利益。






世間では、「卵子提供は倫理に反する」という否定的考えから、
不妊治療への先がけ」という肯定的な受けとめ。




世間体、他人の目、見えない将来。


何が正しいのだろう?


だから、気持ちは揺れ動く。







唯一、わたしが面会したこの依頼者夫婦、J&Aさん。
このカップルとは、将来二度と会うことはないだろう。
だけど、二人の存在感はわたしの心に位置している。






3度目の卵子提供の治療はいろいろな思惑のなかから始まった。

(つづく)
スポンサーサイト

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*




私が卵子を提供した、米国テキサス州にすむ二組目のカップルが
妊娠をしたという朗報をきいて暫くたったあと、
卵子提供のエージェントのSさんから連絡が入った。




「あの、最初にあなたが卵子を提供したカリフォルニア州にすむご夫婦が、
もう一度あなたに依頼してきたんだけれど、どうかしら?」




私はその話をきいて言葉につまった。 
というのも、この依頼者夫婦への、最初の卵子提供
失敗に終わっていたからだ。




どうしよう…





一度目の卵子提供は妊娠にいたらなかったけれど、、
また、私を卵子提供者として選んでくれたこと自体が
単純に嬉しかった。





この依頼者夫婦と私の新たな挑戦。




一度目の挫折から夫婦ともども感情がかなり揺れ動いたと、
後日エージェントのSさんから聞いていたので、
その想いが伝わって、無意識のうちに私の中でプレッシャーとなっていた。
この夫婦にもう一度卵子提供をすることによって、
なにか、心の重石を取り除くような気持ちになったのだ。 






もし、未来を予言することができれば、
無駄な時間をすごさなくてすむだろう。
だけど、こればかりは、運命にまかせるしかない。



成功するも、失敗するも、二分の一の確率。




くじには当たったことがないが、
運命の賭けには比較的強いようにおもう。
「人生のタイミング」そんな予感がした。





もう一度この夫婦のためにやってみよう!



そう決心した。

(つづく)

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*

「えっ、妊娠した?」



卵子提供エージェントのSさんによれば、
私が卵子提供をした二組目の依頼者が
妊娠したというのだ。




驚きと喜びで
言葉がでてこない。





最初の依頼者が妊娠にいたらなかったため、
今回も、ある程度の期待はあったものの、正直いって、
それが100%確実な結果をまねいてくれるものとは
おもっていなかった。






私がこの依頼者で把握していることといえば、
Kという名前のイニシャル。それから、アメリカテキサス州に住み、
日本人の奥さんと中国人のご主人で、
コンピュータ-関係の仕事をしている
ということのみ。





この通報をエージェントのSさんから
電話で受け取ってまもなく、
この夫婦から感謝の手紙が届いた。





几帳面にタイプされている。
読んでいくうちに
他人事とは思えないくらい嬉しい気持ちになる。





このまま妊娠が順調にいって、
無事に出産してくれますように、と
心の中で祈った。





後日聞いた話では、
この夫婦に女の子の赤ちゃんが生まれたそうだ。
まるで奇跡のように感じた。

(つづく)

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*

二度目の採卵を終えて間もなく、
卵子提供エージェンシーのSさんから
連絡が入った。





「今回は卵子が10個とれて、受精卵も6つできたわ。」





Sさんによれば、依頼者側もこの結果に期待しているという。
話によれば、受精卵、3つの移植も順調に行われたそうだ。





今回は、ぜひ、妊娠して下さいますように…





もう、ここまできては、他人事とは思えなくなった。
特に、最初の依頼者カップルは
妊娠までこぎつけなかったので、
この、二度目のカップルがだめだったら、
今後、卵子提供はしないと心に決めていたからだ。






人間の細胞はなんて複雑なのだろう、と思う。
外見は健康そうでも、
妊娠に限ってはすべてが順調にいくとは限らない。





妊娠にいたるまでの道のりには、
卵子、精子、受精卵、遺伝子、子宮、母体、
すべての要素が複雑に絡み合っている。





もっと、考慮しなければいけないのが、
単なる細胞のみならず、人間の心。
不妊に関しては、声を大きくして、
他人に相談できる悩みの種類でもない。
そうなると、ひとり悶々と悩む方のほうが
多いのではないだろうか?





わたしは、あえて二組の依頼者カップルのことを考えた。
これから先、会うことはないだろう。
でも、幸せになってもらいたい。





そうこうして、数週間がすぎ、
また、エージェントのSさんから連絡がはいった。





なんと、依頼者が妊娠したという報告だった。

(続く)

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*

今回は二度目の採卵
最初と比べて、多少気持ちに余裕がある。
といっても「採卵手術」だからやっぱり緊張する。




一回目との大きな違いは麻酔。
前回は「全身麻酔」だったが、
今回は「局部麻酔」を選んだ。





それから、前回は病院での採卵だったが、
今回は通っているクリニックの一室で行われた。
慣れた場所は、安心感が違うかな。





局部麻酔というと、その採卵過程が
卵子提供者の私にもわかる。
ドクターの声やナースの動きも一目瞭然。





ドクターはモニターをみながら、ひとつ、ひとつ、
丁寧に卵子をとりだしているみたいだ。
ときどき、わたしの様子を伺いながら、
励ましの声をかけてくれる。





何分、時が過ぎただろう?
(はやく、終わってくれますように。)
と心のなかて祈った。





小さいときから病院や治療は苦手。
幼いとき、日本の小さな病院で吸入をして吐き、
病室の中を逃げ回った記憶がある。






そんな不安を吹っ飛ばすかのように、
あっというまに15分が経過。
先生の「終わりましたよ。」という声で我に返った。




無事終了。




痛みはほとんどない。
もしかして、自分は局部麻酔のほうが
むいているのかもしれない。
その後、リカバリー室に移され、
軽く横になった。
(つづく)

テーマ:不妊治療 - ジャンル:結婚・家庭生活

プロフィール

Miracle Baby

Author:Miracle Baby
サイトをご覧になってください。http://miraclebaby.us

アメリカ在住25年 ロサンゼルスで卵子提供、代理出産、精子提供などのサポートをしています。自分自身も不妊で悩み、代理出産という道を選択、女児を授かりました。「こんな私でもこんな難しいことが出来た」のです。

私の不妊治療ー代理出産体験談と、今の仕事を始めたきっかけをお話しています。 2月1日、8日と2週に分けお話しています。 ネット放送で聞くことが出来ます。



前半 後半

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

フリーエリア

ブログ内検索

RSSフィード

リンク