ロサンゼルスで不妊治療・卵子提供エージェンシーの体験記                        
                                              自分自身も不妊で悩み、代理出産という道を選択、女児を授かりました。    
私の卵巣をみていたDr.が
「あんまり反応していないみたいだね」





「どういうことですか?」






「薬があまり効いていないのか、卵胞の数が思ったほど
ないのだよ」
がっかりというより、この先に増えてくるんだろうなんて
楽観的になろうとしていた。






薬の量を増やしあともう少し様子をみてみることになった。






そして2回目のウルトラサウンド。
そこで悲しい事実をたたきつけられる。
私の卵胞はたったの3個しかなかった。






Dr.は「あなたの年齢だったら7-8個は最低欲しいな」
という。






採卵までいったとしても受精卵を移植するまでに
数が減るので、1個できるかできないかになってしまうかも
しれないよ。次のステップにいくのにもお金がかるしね。
今回は断念して次のチャンスにかけてもいいんだよ。」





断念って。
そんな簡単に・・・・
するんですか・・・・・・・・・・・・!





愕然とした。
子宮以外はすべて正常と思っていたのに。






通常3個だとキャンセルする人が多いとのこと。
もちろん私がどうしてもというのだったら、
してくれるのだが、Dr.としては
成功率とお金を考えてみた上で
次回にかけてみたらどうかというのだった。






その次回というのは来月ではないことを
後に知らされて、またががーんときた。
3ヶ月はあけなさいということだった。
卵巣を少し休めることが必要だった。





ますますの遅れ。
あせっている。
次回にまた卵巣が元気がなくて
卵子ができなかったら、
私達の体外受精も成功しないのだ。






私達の子供を持つ夢は注射を開始して早2週間目で
はかなく消え去りそうだった。

<続く>




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いよいよ体外受精かあ。
今までは何か別世界の言葉だったけれど
いまから自分がやろうとしているんだなあ・・。
私にとって「待ちに待った注射」なのだが
なんせ初めてのことなので緊張である。






家に届いていた薬のパッケージをどっさり
Dr.のところに持っていく。






アメリカでは全部自己注射なので
Dr.に習うのだ。






さっそくLupronを始めることになった。
小さい針を明日の朝からぷすっとおなかにさす。






そして代理母は生理が始まったらDr.のところへ
いくことになっている。






Lupronは小さな針なのでくすぐったいくらい
「楽勝!」であった。





問題はそのあとのRepronexとGonalだった。
薬が錠剤みたいなもので水と混ぜたりしなければ
ならず、Dr.のところで一応みてはいたものの
覚えるのに一苦労だった。






夜になって混ぜる時、指示を書いた紙をみたのだが
いまひとつわからない・・・。
これでいいんだっけ?
冷や汗。






ちょっと、しっかりしてよ。
自分に言い聞かす。





夜10時。
恥ずかしいけれどドクターに電話してしまった。





やっと理解しその注射を持って主人のところにいく。
彼が私のおしりに注射をする担当だ。






アルコールがついたワイプで指すところを
ふいて・・・・。





そしてぷすっとする。






「うっ・・痛い」






指した瞬間は痛かった。でもあまりおどろかしては
指すほうもびびってしまうので、
大丈夫なふりをしてあげた。





「うまいうまい!」
自分で指し方をほめていたっけ。
「血も出てないよ」
第1回目にしては上出来だ。






薬は毎日毎日のことなので
だんだんに慣れていった。
「卵ちゃんよ~大きくなあれ~」
二人で祈った。





そして、初めてのウルトラサウンド。
一瞬ドクターの表情がこわばった。

<続く>

患者さんの先日の検査の結果、マイコプラズマにかかっていると
ドクターからの電話。
患者さんは「なんですか、それ」って感じで
聞いたこともない病気の名前に???マークが。






これは性感染症の一種です。
Sexually Transmitted DiseaseといってSTDとよばれます。
性行為でうつります。






昔から性病といえば、梅毒、淋病というイメージですが
このSTDはもう少し広い範囲の病気とでもいいましょうか。






結構感染している人が多いんです。
でも感染してても自覚症状が出にくいのでわからない人が
ほとんどです。






ご主人やパートナーと一緒に治療しなければなりません。
ほとんどの場合、抗生物質を取り治療します。






STDにかかる人はそうでない人に比べると
SEXパートナーの数が多い、性行為の頻度が高いなどの
統計がでているそうです。






奥さんは「え~?そんな覚えはありません」と
おっしゃっています。
で、もちろんだんな様にも疑いの目を向けています。
「おれだって、そんなことしてない!」
って、おっしゃっています。
夫婦でこんなことを言われたら、お互いをうたがって
夫婦喧嘩になりますよね。






かかっている人すべてがSEXパートナーの数が多いわけ
ではないですし、ばい菌がどこからか入り込んでいるわけです。
SEXパートナーの数に実に覚えがある方はもちろん予防は
コンドームの使用です。






そしてみんなができる予防はこれです!!
トイレにいったら、用を足す「前」に必ず手を洗うことを
忘れずに。
汚い手で、性器にふれたりすることで感染しやすくなります。
ですので用をたす「前」です。
もちろん「後」もですが。
特に公共のトイレの鍵、フラッシュ(流すところのレバー)
便器などはさわるときには絶対ペーパーで
さわるようにして下さい。
ばい菌がうようよしています。






トイレに入って手を洗わない人ってたくさんいるんですってね。
簡単な予防なのでいますぐ実行して下さいね。
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*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです*




「遠い所、わざわざ来てくれて、どうもありがとう。」
卵子提供エージェントのSさんは、
わたしに言った。




「あの~、卵子提供について、
全く知識がないもので...」
と、わたし。




「大丈夫よ。わからないことがあったら、
なんでも質問してちょうだい。」




会話を進めていくうちに少しずつわかってきたことは、



卵子提供とは、


卵子提供者(このばあい”私”)の卵子を
採卵する


採卵された卵子を不妊治療を受けているご夫婦のご主人の精子と
体外受精させる


その受精卵を奥さんの子宮に移植する-ここで、妊娠できれば
めでたし、めでたし。



卵子提供者は、それに費やした時間、
ホルモン剤の投入などのリスクに対する
報酬として謝礼金をもらう




「あの~、ちなみに、謝礼金というのは、おいくらなのでしょうか?」
と躊躇しながらきいてみた。





「$2,500よ。(約25万円)」とSさん。
ちなみに、これは、1996年当時の相場だ。
今現在の謝礼金の相場は、
この2.5倍くらいする。





$2,500とは、当時のわたしにとって
4か月分のアパートの家賃がはらえる金額だった。




エージェントのSさんは、治療にはいるまえに、




心理テスト
医学検査
弁護士を通した契約





などにパスすることが条件だとも説明してくれた。




やはり、人間の感情、医学、倫理、法律


慎重に考慮しなければならないことが
たくさんある。




Sさんは、不妊で悩んでいるカップルに対して、
お金には換えられない贈り物と言った。





もともと、日本をひとり飛び出してきたわたし。
なぜか、東京の人ごみからはなれて
自由になりたかった。





あの時「決断」をしたから
今の自分がいる。
これも新たな決断か。
リスクもある。




Sさんは、一通りの説明のあと、ふと





「来週日本人で採卵する女性がいるから、
彼女にいろいろ聞いてみたらどうかしら。
実際に体験した人の話を聞くと、参考になるわよ。」





と、その日本人女性の許可をもらって、電話番号をくれた。





Sさんの家をあとにして、その女性に早速電話してみた。

(つづく)

プロフィール

Miracle Baby

Author:Miracle Baby
サイトをご覧になってください。http://miraclebaby.us

アメリカ在住25年 ロサンゼルスで卵子提供、代理出産、精子提供などのサポートをしています。自分自身も不妊で悩み、代理出産という道を選択、女児を授かりました。「こんな私でもこんな難しいことが出来た」のです。

私の不妊治療ー代理出産体験談と、今の仕事を始めたきっかけをお話しています。 2月1日、8日と2週に分けお話しています。 ネット放送で聞くことが出来ます。



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