ロサンゼルスで不妊治療・卵子提供エージェンシーの体験記                        
                                              自分自身も不妊で悩み、代理出産という道を選択、女児を授かりました。    
不妊で悩むカップルの気持ちは、実際経験した当人でなければわからない様々な葛藤があると思います。これは、この経験をもたない第三者には計り知れない苦しみでもあるでしょう。「赤ちゃんはまだなの?」と家族、親戚などからくるプレッシャー、それから、友達、近所、知人などからの意見で、本来の自分の気持ちが見失われていませんか?



多数派の意見に従うということは、ある意味では、楽な生き方かもしれません。しかしながら、自分なりの選択肢を考えたときに、何が自分達の生き方に意味をもたらすかがみえてくると思います。それは、養子縁組であったり、不妊治療であったり、または、子供を持たない選択でもあるのです。 



卵子提供」や「代理母出産」なども不妊治療の選択肢の一つです。日本国内では、前例があまり無いため、そこからくる不安や恐れは誰にもぬぐいかくせるものではないでしょう。メディアという波に乗って、一時の否定的な見方だけが多数派の意見として通っているのが現状かもしれません。ただこれは、正しい知識や、情報を得る事によって、克服できる問題でもあるのです。



一度頭を空っぽにして、自分の心の中の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。今ここで、本来の自分の気持ちを大切にすることが、雑念を取り除き、それが心の平静に結びつき自分なりの回答を得ることができると思うのです。
代理出産の是非を議論してきた日本学術会議「生殖補助医療の在り方検討委員会」は7日、「厳格な管理の下で限定的な試行」を認める最終報告書案をまとめた。



 学術会議内の審査を経て、4月中に舛添要一厚生労働相らに提出する。



 検討委は厚労相と法相の依頼を受け、約1年3カ月間、議論を重ねており、報告書案は事実上、国の見解となる。舛添厚労相は同日、「もう少し国民の中で議論すべきだ」と述べ、早期の法制化には慎重な態度を示した。報告書案が拘束力を持つには立法化が必要で、現在一部の医師が実施したり、海外で行われたりしている代理出産は継続するとみられる。



 委員会では医学、倫理、法的観点から議論を重ね、「代理出産を現状のまま放置することは許されず、法律による規制が必要」と結論づけた。しかし、代理出産を明確に否定する医学的データが乏しいことや、容認する世論が高まりを考慮し、限定的な代理出産ができる道を残した。



 「試行」は身体的理由で代理出産しか選択肢がない患者が対象で、登録や指導、長期間の追跡調査などを行う公的運営機関の設立が必要とした。



 法に反して代理出産が行われた場合の罰則は、営利目的に限って斡旋(あつせん)した業者に加え、依頼した夫婦と医師も対象とした。亡くなった夫の精子を用いる「死後生殖」や第三者の卵子提供は今後の検討課題とし、結論は出さなかった。



 また、代理出産で生まれた子供の母子関係については、「代理母」を法的な母とすることにした。その上で、代理母を依頼した夫婦とは、養子縁組によって親子関係を定めるとしている。



 代理出産をめぐっては、平成15年に厚労省の審議会が罰則つきで禁止を求める報告書をまとめた。日本産科婦人科学会も指針で「禁止」としている



(2008年3月7日産経ニュース)

*************************************

助けて欲しい人がいて、助けてあげたいと思う人がいる。このようなことをお互いに決心するのは大変なこと。当事者にしかわからない気持ちだと思います。どのような気持ちで辛く長い不妊治療をここまで乗り切ってきたか、そして子供を授かるための選択肢がこのような形であるという希望を持った時、その方達がどのように前向きに自分達の人生を考えることができたか、そして代理母依頼の決意までの揺れ動く気持ち、みなさん考えられたことがありますか。



そしてもちろん代理母も簡単な気持ちではこのようなことを引き受けることは出来ません。自分が10ヶ月間そのご夫婦のために大切な赤ちゃんを育てていくということ、そして自分自身の生活を犠牲にしてもいいと思う献身的な愛なしではできないことです。



そんなご夫婦と代理母の気持ちがひとつになって素晴らしい赤ちゃんの誕生への道を一緒に歩んでいきます。皆が力をあわせその結果生まれてくる赤ちゃんは本当に幸せだと思います。



このようなそれぞれの想いが日本の社会では表に出せず伝えられず、罰とされてしまうことを、とても悲しく思います。
初の試験管ベビー」が新聞や、テレビなどのメディアにとりあげられ、様々な議論をかもしだしたのが、かれこれ 1980年代の初めだったと記憶しています。「試験管ベビー」というサイエンスフィクションみたいな見出しは現実味をおびないまま、世間の格好の批判の対象となっていました。



そんな「試験管ベビー」いわゆる「体外受精」による日本国内の出生数は、現在なんと年間18,000人におよぶそうです。不妊治療の一つとして、世間で認められ、一般に受け入れられるなどと誰が25年前に想像できたでしょうか?



「代理出産」や「卵子提供」は、現在の日本では不妊治療としては倫理や安全性など様々な点で受け入れられる体制にはありません。ただ「試験管ベビー」の時も、同じように倫理や安全性の問題が大きな課題でした。



アメリカのカリフォルニア州では、合法的に認められている「代理出産」や 「卵子提供」も、日本で認められる日がいつかくるのでしょうか。それは、将来の私たちのみが知ることとなるでしょう。

プロフィール

Miracle Baby

Author:Miracle Baby
サイトをご覧になってください。http://miraclebaby.us

アメリカ在住16年 ロサンゼルスで卵子提供のエージェンシーをしています。自分自身も不妊で悩み、代理出産という道を選択、女児を授かりました。「こんな私でもこんな難しいことが出来た」のです。

私の不妊治療ー代理出産体験談と、今の仕事を始めたきっかけをお話しています。 2月1日、8日と2週に分けお話しています。 ネット放送で聞くことが出来ます。

前半

後半

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ